gan-survivor’s diary

誕生日1ヶ月前 癌を宣告されました。

闘病日記 初めての診察

2018年6月7日 初めて担当外科医の診察を受けた。

わかりやすく淡々と術式の説明を受けた。

 

担当医は外科部長。

 

この人が執刀してくれるとのこと。

 

右脇腹より腹腔鏡手術で、食道上部で食道を切断。

(食道唖全摘)

今度は開腹手術で食道と胃を引っ張り出してリンパ節を切除。

食道と胃を縦に切り取って、残った胃を筒状に形成(胃管)

喉を切り、そこから残してある食道を引っ張り出す

胃で作った胃管を元食道が通っていた場所ではなく、心臓の前を通して切った喉から出して縫合。

 

食道癌の一般的な術式らしいが、手術時間は10時間。

聞いてるだけで気持ち悪くなった。

 

手術のリスク  

 

 声帯への影響。

感染症のリスク。

高い転移リスク。

術後の飲んだり食べたりが出来なくなるリスク。

 

食道癌に比べたら、胃癌や大腸癌なんて大した事は無いらしい。

 

確かに5年生存率は27%くらいしか無いのだ。

 

娘がセカンドオピニオンを受けたらと勧めてくれていたが、私はこの三宅医師に託す事に決めた!

 

闘病日記 ストレス

2018年6月4日  入院前の最後の診察と検査  

手術日と入院日が決まる。

 

 6月7日に初めて外科医の先生との診察。

 

今日の検査は造影剤を入れながらレントゲン。

患部の正確な位置を確認する為らしい。

鼻から造影剤を入れながらレントゲンを撮るんだけど、チューブを奥まで突っ込まれると苦しいのと反射が起きて嘔吐。

終わった時は、鼻から造影剤と鼻水、顔は涙で濡れて凄い顔だった。

この日は疲れて家に帰って寝た。

 

2018年6月5日  仕事に行くも残った仕事がはかどらない。

私の仕事を引き継いでくれるU氏から、質問が多くて6月の仕事の傾向と方向性をまとめる事が出来ず、諦めた。

何とか5月の仕事の結果だけ出せて、協力会社のメンバーへ提示出来た。

今まで何をして来たのか? 責められている感覚に陥ってかなり凹んだ。

 

私の前任者は、私には一切引き継ぎをせず自分で好きな様にやればいい!お前には何も教えない!

そう言われて3年自分なりに手探りでやってきた。

前任者は協力会社に天下りして、あいつの言うことは聞かなくてもいいから!と協力会社をまとめにかかった。

私も上司に相談したが、この3年何もしてもらえなかった。

良いか悪いかは別にして私なりに何とか協力会社の中に入り込んで、ようやく話を聞いてくれるようになって来ていた。

前任者の時よりこれでもかなりマシになってはいたんだけど、まぁ外から来た人にはわからないだろうなぁσ(^_^;)

でも、こちらはお願いしている身なので、頭を下げて仕事の改革を頼んだ。

丁度仕事のトラブルで引け目もあるし、協力会社も言うこと聞くだろう。

私もU氏の言う事は聞くように!と釘を刺しておいたので、改革は上手く進むだろう。

闘病日記 心残りは残さず

2018年6月2日   信州コペンクラブのビーオフの開催される日

 

今年は母親の事もあるので、コペン のイベントには事前に申し込めない事もあり、見学で行こうかとも思ったが先週の腸炎もまだ完治してない事もあって行きたくても行けないと1日の日は思っていたけど、やはり何かあった時に後悔したくなかったので、妻に行きたいとお願いしてみた。

 

行きたいなら行けば良いよ。

でも無理だと思ったら、無理はしないで!

 

2日の3時に起きて豊明インターから豊田松平インターまで高速を使い、そこから下道で北上。

 

飯田インターから伊奈インターまでまた高速を使ってそこから美ヶ原高原美術館まで下道で。

まともに仕事もしていない状況で、余分な出費は抑えたいはずなのに、快く出してくれた家族の為に高速代はケチってσ(^_^;)

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珍しく遠くのアルプスがはっきり見える良い天気♪

綺麗な景色を見ながら食べる高原ソフトはまた美味い(*^_^*)

 

その後仮眠して11時から逆走開始。

でも逆走組の他のグループの中に入り込んでしまったようでなんとか分岐で横に停めたら後ろに見覚えのある車が…

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私の車を見つけてウルトラペンコさんとネイキッダー君が追っかけて来てくれてた。

 

最近のブログで、少しばかり病気のかけらが出てたのか、大丈夫?と聞かれて当面、もしくはもうコペン のイベントには来れないかもしれないと正直に話した。

話す事で、そうは言ったけど頑張ってまた来たい!と思いたかったから。

ウルトラペンコさんとは同年代?なので、病気には負けない!と宣言したかった。

 

彼には申し訳なかったのかもしれませんが、本来ならスライドするだけで帰るつもりだったけど、こうして会えて話せたのはやはり嬉しかった(*^_^*)

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仕事があるペンコさんを白樺湖まで送り、馴染みの利休庵まで戻りました。

女将には会えなかったけど、これは次回行った時の楽しみにしておこう。

 

闘病日記 異変

2018年5月28日  妻が朝お腹が痛いと言い出した。

私はトイレに声を掛けて出勤。

 

実は5月26日私は休みだったのだが、仕事のトラブルがあり休みにかかわらず何度か会社に出向いていた。

その後処理があるので朝から憂鬱だった。

 

今の私に何が出来るのか?  

無理はしたくない。

定時には帰ろう。

 

でも実際には先週末からのデーターをチェックする事も出来ず、トラブル対応に追われて3時間残業。

朝は5時半には出社しているので、14時間拘束された。

私の代わりに他部署からU氏が来ていた。

トラブル対応と同時に引き継ぎ業務に終始追われていた。

正直かなり疲れていた。

夜には下痢が始まった。

 

翌 5月29日 仕事の為に5時過ぎに出勤するも、なんだかクラクラする。

これは運転が厳しいと家に戻り熱を、測ると39℃。

道理で…σ(^_^;)

 

今日はやらなければならない仕事もあったが、自分が一番大事!と会社を休む。

 

近所のかかりつけ医でも良いか!とも思ったが、癌と宣告されてるので一応大きな病院に行く事にした。

予約を入れると12時近かったのでそれまでゆっくり寝れた。

 

起きても熱は下がっていなかったが、朝よりまだマシ。

運転は出来そうだったので、車で病院に行く。

 

病院に着いて熱を測ったら39℃  やはり熱は下がってない。

そうこうしてると自分がかかる診察室から見たような顔の男が出てきた。

お互い顔を見合わせていたら、そいつが寄ってきた。

 

あぁ間違い無い、Sだ! おいおいどうした?と聞くと肝臓が悪いらしい。Sは以前居た部署の人間でまだ若く肝臓を悪くするような感じでは無い。

逆に向こうからも聞かれた!

 

Hさん、かなり悪いと聞いてますが大丈夫ですか?

 

まぁこういう情報は伝わるのが早い! 自分から癌とカミングアウトしてみたが、どうもそこまでは伝わっていなかったらしい。

まるで癌になった事を自慢したみたいになってしまった(笑)

 

私の発熱の原因は腸炎らしい。

点滴を2時間受け、薬を処方されたがすぐに効果が出る薬は無いと説明受けた通りそのまま4日間寝込んだ。

 

闘病日記 告知

2018年5月21日    先週の検査の結果

 

バレット腺癌の告知…

 

あぁやっぱり。

 

間違い無いのか?と妻は何度か聞いてたけど、画像を最初に見ていた私は妙に納得出来た。

 

で、柳瀬先生、ステージはどれくらいなんですか?

 

私が聞くと、リンパの造影剤検査では転移は認められませんが、腫瘍が大きいのでステージで言えば3って事になります。

 

腫瘍が小さければ内視鏡で取る事も出来たのですが、これだけ大きいと手術になりますね。

 

食道癌は転移しやすいので出来るだけ早く手術された方が良いと思います。

 

病院から会社に向かい、現在までの状況報告。

バレット腺癌だという事。

手術は可能だが、復帰まで長引きそうだという事。

病院の都合もあって入院はまだ決まってない。

次回は6月4日にまた来て下さい。

とりあえず仕事には出てきます。

 

 

癌と宣告された事でやはり気になったのは今後の事。

 

先週2日間の検査等でかかった費用は約五万円。

 

これからの治療費、生活費どうなるだろう?

そもそも余命はあるのか?

 

 

不安から夜過呼吸気味になる。

 

闘病日記 不安

2018年5月15日  大腸カメラ  前日より下剤(錠剤)服用

 

当日は朝から水を入れる袋状の下剤をひたすら飲み続け、飲んではトイレとの往復。

 

ほぼ水状になったら準備完了。

 

検査の時刻よりかなり早く着いたにもかかわらず、すぐに呼ばれて穴あきパンツと検査衣に着替える。

 

大腸カメラは、これで何回目だろう?  

穴あきパンツも、もう恥ずかしさもない。

 

検査室に入ると…あらまた柳瀬先生だ。

何でもやるのね。

 

機械の調子が悪かったようで、最初ドレンが働かなくてお腹がめちゃ痛かったけど、ドレンが正常になってからは今までで1番楽だった(*^_^*)

 

結果は以前あったポリープも無く良好。

ちょっとホッとした。

検査結果は2018年5月21日に出ます!との事。

でも昨日の内視鏡検査で見た灰色の患部を何度も思い出す。

 

気晴らしに長野県の四徳温泉キャンプ場に19日〜20日に行く事にした。 

今回の事がある前から予約していて、一度はキャンセルしようかとも思ったのですが、行かずに家で鬱々してても仕方ない。

血が足らないなら、肉を腹一杯食べてやろうとステーキ肉を買い込む。

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友達のSaibeさんも来てくれて3人のキャンプ。

四徳温泉キャンプ場という名前の通り、キャンプ場内に温泉があって、星空も綺麗で良い気晴らしになった(*^_^*)

闘病日記 貧血

2018年5月14日の続き。

循環器内科から消化器内科へ。

 

しばらく待たされて診察を受けた。

 

先生  何年か前に逆流性食道炎でこちらにかかってますね。

その後は、地元の病院で診てもらってますね。

今日は何時頃食事と水分摂ってますか?

 

私   会社をなかなか休めない時だったので地元の病院で診てもらうように回してもらいました。

特に変化が無ければそのまま様子見で、変化が有ればまたこちらを受診することになってました。

今朝は6時から食事と水分は摂ってません。

 

病院  それなら緊急で検査しましょう!  

 

という事で、緊急内視鏡検査へ。

車で帰らないといけないので、麻酔は喉だけ。

喉の麻酔だけで大丈夫か?と聞かれたが、私は反射が酷いので本当は大丈夫じゃないσ(^_^;)

でも、今まで何度も検査してるが、泣きながらでも喉だけの麻酔で済ませてる。

不安な方は麻酔で寝てる間の方が良いだろう。

 

検査室に入ると先程診てくれてた先生が待ってた。

 

んっ?  検査は検査専門の医師がやるのかと思ってたけど、先生がやってくれるのか。

 

激しい反射に涙を流しながら検査終了♪

 

検査後に先生の説明を受けて、画面見ると素人目にも嫌な色の部分が…。

先生も、う〜ん余り良くないなぁと呟く。

 

そしてもう一つ検査したら今日は帰って良いよ。

明日は大腸の検査をしますね。

 

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最後の検査は、全身造影剤を入れてのCT。

 

帰りに調剤薬局で、鉄剤を処方された。